著者:みのりくん(農家の店みのり Web担当・H店長監修)

眠れないほど面白い!みのり流秋じゃがの育て方1

はじめに

こんにちは、じゃがいもマスターみのりです。

今回のブログでは、秋から冬にかけて楽しめる「秋じゃが」の育て方について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

「じゃがいもなんて植えれば勝手にできるでしょ?」

……と思っているそこのあなた。

実は、秋じゃがは春じゃがとちょっと違います。

特に大事なのが、

「品種選び」
「植え付け時期」
「種いもの扱い」

この3つ。

ここを間違えると、

「芽が出ない……」
「植えたのに腐った……」
「じゃがいもが全然大きくならない……」

なんてことも。

逆に、最初のポイントさえ押さえておけば、秋じゃがは家庭菜園でも十分楽しめます。

今回は「秋じゃがを育てる前に知っておきたい基礎」を中心に解説していきます。

さっそくいきましょう。

その1:そもそも「秋じゃが」って?

まずは基本のキからいきます。

秋じゃがとは、その名の通り、夏の終わりから秋にかけて植え付け、秋から冬にかけて収穫するじゃがいものことです。

春じゃがと何が違うのか?
春に植える「春じゃが」と比べると、植え付け期間が短いのが特徴です。

そのため、秋じゃがは、

「植える時期を逃さない」

これがかなり重要です。

秋は気温が徐々に下がっていくため、じゃがいもが生育できる期間が限られています。

じゃがいもの生育適温はおおむね15~20℃前後。

植え付けが遅すぎると、十分に育つ前に寒さがやってきてしまいます。

だからこそ、秋じゃがは「いつ植えるか」がとても大切なんです。

ジャガイモの画像

その2:秋じゃがは「品種選び」で決まる!

秋じゃがを育てるなら、まず覚えておいてほしいことがあります。

それは……

「どんな品種でもいいわけではない!」

ということ。

スイカのブログでも少し触れましたが、『育てばなんでもいい』は赤信号です。
じゃがいもにはたくさんの品種がありますが、秋作に向いている品種と、そうでない品種があります。

「デジマ」
「ニシユタカ」
「アンデス赤」

など、秋作に適した品種がよく使われます。

特に秋じゃがは、植え付けから収穫までの期間が短いため、秋作に向いていない品種を選ぶと、芽が出るのが遅れたり、十分にイモが育たないことがあります。

つまり……

秋じゃがは「何を植えるか」から勝負が始まっている!

ということです。

その3:植え付けは「早い」が勝ちじゃない

ここも秋じゃが初心者がハマりやすいポイントです。

「早く植えれば、早く収穫できるんじゃない?」

そう思いますよね。

ところが、秋じゃがの場合はそう単純ではありません。

秋じゃがの植え付け時期は、地域やその年の気温によって変わりますが、一般的には8月~9月ごろが目安。

関東などの中間地では、8月下旬~9月上旬ごろが一つの目安になります。

ただし……

真夏の暑い時期に早く植えすぎるのもNG。

秋じゃがの種いもは、高温・多湿の環境では腐りやすくなります。

「早く植えなきゃ!」

と焦るより、暑さが少し落ち着いてから、適期を狙って植える。これがポイントです。

秋じゃがは春じゃが以上に「植え付け適期」が短いので、天気や気温を確認しながら準備しましょう。

 

ジャガイモ畑

その4:秋じゃがの種いもは「切らない」が基本!

ここが本ブログの最重要ポイントです。

春じゃがを育てたことがある方なら、

「種いもって切って植えるんじゃないの?」

と思うかもしれません。

確かに春じゃがでは、大きな種いもを切り分けて植える方法があります。

しかし、秋じゃがでは……

できるだけ切らずに、そのまま植えるのがおすすめです。

理由はシンプル。『暑いからです』

秋じゃがの植え付け時期は、まだ残暑が厳しいことがあります。

切った種いもは切り口から腐りやすく、特に高温の時期には注意が必要です。

そのため、秋じゃがでは小さめの種いもを選び、できるだけ丸ごと植えるのが安心。

どうしても大きな種いもを切る場合は、切り口をしっかり乾燥させるなど、腐敗を防ぐための対策が必要です。

ここは春じゃがとの大きな違いとして覚えておきましょう。

その5:じゃがいもは「土」が大事

じゃがいもに限らず、土は大事です。

じゃがいもは土の中でイモを大きくしていく作物。

そのため、水はけのよい土を準備することが大切です。

特に水がたまりやすい場所では、種いもが腐ったり、生育に影響したりすることがあります。

畑で栽培する場合は、植え付け前に土をよく耕し、水がたまりにくい環境を作っておきましょう。

また、じゃがいもは酸性~弱酸性の土壌を好むため、石灰を「とりあえず入れておこう!」と大量に入れるのはおすすめできません。

石灰の与えすぎは「そうか病」の発生につながることがあるため、土の状態を確認しながら適切に使うことが大切です。

「じゃがいも=石灰をたくさん入れる」ではありません。

ここ、重要ポイントです。

その6:秋じゃがは「冬までの短期決戦」

秋じゃがの栽培で覚えておきたいのが、

「時間との勝負」

ということ。

春じゃがは、春から夏にかけて気温が上がっていく中で育ちます。

一方、秋じゃがは、
植える

芽が出る

葉や茎が成長する

イモが太る

寒くなる

という流れ。
つまり、植え付け後はどんどん気温が下がっていきます。

そのため、

「あとで植えればいいや」

と後回しにしていると、あっという間に適期を逃してしまいます。

秋じゃがは、

品種を決める → 種いもを準備する → 適期に植える

この準備がとても大切です。

ジャガイモ掘りの画像

まとめ

今回は、秋じゃがを育てる前に知っておきたい「基礎編」を紹介しました。

秋じゃがで大切なのは、

・秋作に向いた品種を選ぶ
・植え付け時期を逃さない
・種いもはできるだけ切らない
・水はけのよい土を準備する
・春じゃがと同じ感覚で考えない

このあたりです。

特に秋じゃがは、

「植え付けのタイミング」と「種いもの扱い」

が成功のカギというわけです。

眠れないほど面白い!みのり流秋じゃがの育て方2は近日公開いたします。

次回のブログもお楽しみに!

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