眠れないほど面白い!みのり流玉ねぎの育て方
こんにちは!玉ねぎマスターみのりです。
食欲の秋という事で、玉ねぎの季節となってきました。
今回は、玉ねぎについて深掘りしていきます。
玉ねぎづくりのポイントは、適期に苗を植え、乾燥と霜による根の浮き上がりに気を配り、品種に合った時期に追肥すること。収穫は葉が自然に倒れてきたら判断し、保存する玉ねぎはよく乾かして風通しのよい場所に置きます。
秋に植えた細い苗が、冬を越して、春にはまん丸の玉ねぎに。
カレー、炒め物、スープ……。収穫した玉ねぎをどう使おうか考えるのも、家庭菜園の楽しみですよね。
前回の秋冬野菜ティア表では、収穫までの長さや苗選びのポイントを考えて、玉ねぎをCティアにしました。でも、育て方を押さえてじっくり待てる方には、ぜひ挑戦してほしい野菜です。
今回は、苗選びから水やり、追肥、冬越し、収穫、保存までまとめました!
※栃木・茨城などで行う、秋に苗を植えて翌年に収穫する畑栽培を中心に紹介します。時期や管理は地域・品種・土の状態によって変わるため、購入する苗の栽培案内も確認してください。
まずは苗選びと植え付け!ここだけ押さえよう
苗は大きすぎず小さすぎないものを選び、地域と品種に合った時期に植えます。
根元の太さは5〜6mm程度、鉛筆よりやや細いくらいが一般的な目安です。
「太くて立派な苗なら安心」と思いがちですが、大きすぎる苗は翌春にトウ立ちしやすくなることがあります。トウ立ちとは、花を咲かせる茎が伸びてくること。極端に細い苗も、その後の育ちに不利になる場合があります。
品種は、早く収穫して食べたいなら極早生・早生、保存して使いたいなら貯蔵向きの中生〜晩生を候補に。保存性は品種ごとに違うので、売場で確認しましょう。
植え付け前の準備と植え方は、次の流れです。
1. 畑を準備する: 日当たりのよい場所を選び、必要に応じて酸度調整、完熟堆肥などの元肥を与え畝づくりを済ませます。土づくりは植え付け2週間ほど前から予定しておきましょう。
2. 間隔を決める: 株間・条間は12〜15cm程度が一般的な目安。穴あきの玉ねぎ用黒マルチを使うと、間隔をそろえやすく、雑草対策にもなります。
3. 深く埋めすぎず植える: 根は土の中に収め、白い部分が一部見えるくらいに。株元の土を軽く押さえ、植え付け後は水を与えます。
肥料や石灰の量は、畑の状態と製品の表示に合わせてください。苗のタイプによって植え方が違う場合もあります。
※太さは一般的な目安です。品種や苗のタイプによって適したサイズは異なります。
植え付け後の水やりは、毎日必要?
畑では毎日と決めず、雨の量と土の乾き具合を見て水を与えましょう。
玉ねぎは根の張る位置が浅く、乾燥が続くと育ちや玉の太りに影響します。
植え付け直後は、根付くまで土を乾かしすぎないように確認します。その後も、雨が少なく土が乾いているときは水やりを。マルチを使っている場合も、植え穴から土の状態を見てみてください。
特に、春に玉が太り始める時期の水不足には注意したいところです。
冬に水を与えるなら、暖かい日の午前中が目安です。
みのり流ひとこと:水やりは、カレンダーより土を見る。昨日あげたかどうかより、今、土が乾いているかを確かめましょう。

追肥はいつする?「最後に与える時期」が大切
追肥は品種に合わせて行い、収穫が近づいてから与え続けないことが大切です。
肥料が遅くまで効きすぎると、玉の品質や保存性に影響することがあります。
追肥とは、植え付け後に追加する肥料のこと。最後の追肥は「止め肥」と呼びます。
秋植え栽培のスケジュールには、次のような例があります。

※タキイ種苗の栽培マニュアルにある一例です。地域・品種・元肥の種類や量によって、回数と時期は変わります。晩生も含め、購入する品種の栽培案内を優先してください。
「どの玉ねぎも3月まで肥料をあげればよい」と覚えず、育てる品種の止め肥時期を確認するのがポイントです。
肥料の量は、製品の玉ねぎ向け表示に従いましょう。マルチ栽培では植え穴から、マルチなしでは畝の土に混ぜ込む方法があります。
葉が黄色いときも、すぐ肥料不足と決めつけないこと。土の乾燥や根の状態、病気なども確認してから対処しましょう。
みのり流ひとこと:追肥は「何を、どのくらい」だけでなく、「いつ終えるか」までセットで考えましょう。
冬越しで見るところは?霜柱と雑草をチェック
冬は、苗が霜柱で浮いていないか、根元に雑草が増えていないかを確認します。
霜柱ができると土が持ち上がり、苗の根が浮いてしまうことがあります。冷え込んだあとは畑を見回り、浮いた株があれば、土が解けてから株元をやさしく押さえ、根を土に戻してあげましょう。
土の乾燥や霜による浮き上がりを抑える方法として、黒マルチや、株間・条間へのもみ殻などの敷き材も使われます。
また、玉ねぎは雑草に負けやすい野菜です。マルチの穴から出た草も、小さいうちに抜いておきましょう。
冬のあいだは見た目の変化が小さくても、春に向けて根を守る時期。畑に行ったら、葉だけでなく足元にも目を向けてみてください。
春になったら、乾燥と葉の異変に注意しよう
春は水不足と雑草に気を配り、葉の変色や斑点も確認しましょう。 玉ねぎが太り始めるころは、収穫が楽しみになる一方、病気にも注意したい時期です。
葉に黄色い斑点が出る、途中から折れる、次々に枯れるといった変化があれば、べと病などの可能性もあります。
ただし、症状だけで病名を決めつけず、葉と株全体の写真を撮って相談してください。農薬を使う場合は、玉ねぎと対象の病害虫に登録がある製品を選び、使用時期・回数などの表示を守りましょう。
玉ねぎはいつ収穫する?葉が自然に倒れたら合図
一般的な玉ねぎは、全体の7〜8割ほどの葉が自然に倒れたら、収穫時期を判断する目安になります。 晴れて土が乾いた日を選んで収穫しましょう。
葉が倒れると心配になるかもしれませんが、玉が成熟して首の部分がやわらかくなり、自然に倒れるのは収穫が近い合図です。
ただし、風や病気で倒れた場合は別です。葉が倒れた理由と、玉・首の状態も確認してください。無理に葉を倒す必要はありません。
品種によっては、倒伏後に数日待って玉を充実させるものや、生食用として早めに収穫するものもあります。葉の倒れ具合は目安にしつつ、品種の収穫案内を優先しましょう。
収穫が遅れすぎると、外皮の傷みや病気につながる場合もあります。
収穫した玉ねぎは、どう保存する?

保存する玉ねぎは、収穫後によく乾かし、雨と直射日光を避けた風通しのよい場所で保管します。
収穫したら土を落とし、天候を見ながら乾燥させましょう。サカタのタネの栽培案内では、雨の当たらない場所に並べて1〜3日乾かす方法が紹介されています。
その後は、次の方法で保管できます。
– つるす: 葉付きの玉ねぎを数個ずつ束ね、風通しのよい場所につるす。
– 玉ねぎネットや箱に入れる: 必要に応じて葉を切り、湿気がこもらないように保管する。
保存中も、ときどき傷みがないか確認しましょう。
また、すべての品種が長期保存に向くわけではありません。 極早生・早生は一般に早めに食べる用途に向きます。長く使いたいなら、苗を買う段階で貯蔵向きの品種を選ぶことが大切です。
みのり流ひとこと:保存の準備は、収穫後だけの話ではありません。品種選びと追肥の終わりどきから、すでに始まっています。
玉ねぎづくりで押さえたいのは、この5つです。

最後に
今回は、玉ねぎの育て方についての解説でした。
品種や肥料選びで迷ったら、育てる地域と植え付け予定日、収穫後の使い方を売場で伝えてみてください。
この秋は、来年の食卓に向けて玉ねぎを植えてみませんか?
参考資料
1. サカタのタネ 園芸通信「タマネギの育て方・栽培方法」
2. タキイ種苗「タマネギ栽培マニュアル」
3. タキイ種苗「タマネギ栽培3つのコツ」
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